世田谷美術館にて「オルセー美術館展」を見る

 オルセーには色々収蔵されているはずだけども、今回の展示の主題はアールヌーヴォーで、それゆえワタクシにとっては必見だったのであった。んで、普段からヌーヴォーヌーヴォー言っていたためか、友人が招待券をくれたのだった。ありがたやありがたや。
 曇り空の下、用賀駅から整備された遊歩道をほてほて歩いて砧公園へ。遊歩道の路上には、ぽつぽつと百人一首の句が刻んである。しかし書体がそれぞれ違っていてなんだかおかしい。ものすごい達筆もあれば、子供が懸命に書いたとしか見えない変なバランスのもあり。一般公募したのだろうか。ううん、面白い企画だけど、好きな句が見るからに子供の字で刻まれてたら哀しい;
 それはさておき、オルセー美術館展。
 いやもう、私の好むところ、弱いところのうねうねにょろーん、とした曲線が横溢しとりまして。ガレの家具とか。マジョレルの家具とか。ギマールの建物写真(パリ地下鉄入り口とか、カステル・ベランジェ等)とか照明器具とか。サラ・ベルナールを巡る一連の美術工芸品として、ミュシャのポスター(デビュー作らしい)とか愛用の家具とかもあり。建物や室内内装の映像展示も多し。
 大変堪能し、図録を購入して帰ったことでありましたよ。ほくほく。