「ウォレスとグルミット　ベーカリー街の悪夢」を見る

　映画の日だしなー、何か見たいなー、でも何かあったっけなー（ハリー・ポッターにはさほど誘惑されず）と迷っていたのだけど、これがあったのに気づいていそいそ出かけて行く。これは見なければですよ。
　しかし上映館が少ないのね。世間的にはマイナーな方なんじゃないかな、と思いつつ上映開始２０分ほど前に着いてみると、全席自由、ただし入場が整理券制なもので、入り口前には行列ができていたのだった。これはダメかな、と思いつつチケット売り場に行ってみると、もうちょっとで満席だけど、と言うあたりでチケットが買えたのだった。ありがたや。
　今回の新作は短篇なので、旧作三本が同時上映となっていた。
　新作は、ウォレス氏がおとぼけでグルミット君がよく働くことに違いはないのだけど、これまでになく血なまぐさい展開――いや、血は出て来ないけど；
　結構酷いことが起こってるんだけども、あの造形でかわいらしく能天気に描かれてしまうと震え上がることもなく。何より被害者であるはずのウォレス氏が全然気にしてない。能天気っぷりもあそこまで来ると一芸か。いやイギリス人ってこういうもんか。（参考。）
　旧作三本はいずれも見ているはずなのだが（て私はビデオを持っている。はず。）結構忘れてるもんですなあ。ほぼ新鮮な驚きで振り回されてしまいましたよ。そうか、あれはあの映画のパロディだったんだよなあ、とか。ああ面白かった。