丸の内オアゾ丸善本店ギャラリーにて世界創作人形展を見る
いわゆるドーラー向けの球体関節人形のみならず、世界各地(と言ってもロシア、オランダ、ドイツ等の作家さんに限定されていたかも)の独特な作品も展示した人形展。販売もしていたので、多くの人形のタイトルカードには売約済みの印の赤丸シールがついていた。
ビスクドール様の美少女・美少年人形もいくつもあったのだが、この展示ではむしろ主流ではない感じ。イラストレーションを立体に起こしたような、というか、物語を感じさせる衣装や小道具やポージングがあったり、手足等の部位欠落や鳥獣との融合や(あるいは鳥獣の人化、か)や、仮装めいたカラーリング、装身具の妙によって何らかのショックを与える、といったものがほとんど。また、何かそういう妙な味のあるものの方が売約済みになっているような。
ただし、いずれも結構なお値段ではあるし、自宅に飾るオブジェとしてはかなり変わってるものばかりなんだけどね。買ってどうする、という気はするのだが。
まあ、きっと世間一般で思われるよりも、同好の志は多いのであろう。で、おそらくそう言う方達は、「捕まっちゃった」んだろね。
図録が出ていたが、中を確認したら、展示品の写真集というよりは、出展作家さんたちのプロフィル集といったおもむきであったので、購入は見合わせる。気になった作家さんもいたのだが、たぶんネットなどでも調べることは可能だろうからね。「HAZEKI office(企画の方のブログ)」とか、主催の人形の専門店ドルスバラードのサイトとかもあるみたいなので。
とりあえず、「ドルスバラード」サイト掲載情報から出展者リストを引用。
- (日本人作家)
- (海外からの出品)
- U.S.A.
- Gail Lackey ゲイル・ラッキー
- Arlene Fish Navarro アーリン・フィッシュ・ナバロ
- Austria
- Sylvia Natterer シルビア・ナテラー
- England
- Superfrock スーパーフロック
- Germany
- Verena Eising フェレナ・アイジング
- Hanna Goetz ハンナ・ゲーツ
- Switzerland
- Olga Roehl オルガ・ロエル
- Russia
- The Netherlands
- Lithuania
- Vita Kiseliuniene ヴィタ・キセリウニエネ