事故のせいで散歩

 例によって仲間内の映画を見る会&昼酒部の企画があったもので、出かけて行った。
 ら。
 電車は人身事故のため止まっていた。途中まで折り返し運転と、別路線の振替輸送でなんとか行けはするが、どうやっても映画の開演時間には間に合わない。
 で。
 もう映画は諦めてお昼に合流できればいいやね、という気分になり、最後の地下鉄乗り換えをやめて、手前の駅から歩くことにした。幸いお天気も良く、明るく風はさわやかで歩くには最適の陽気であるし、この都心の高輪・麻布というあたりの地域は高級住宅地で、各国の大使館なども点在し、お庭や建物も手間とお金がかかった面白いところが多いんである。
 途中、道沿いに氷川神社を見付け、折角だからとお参りして行く。失業したとこだし。無事の就職と、自分と猫の健康平穏と、先の幸運を祈念したことであった。
 更に進むと、右手に妙なビルが見えて来た。おそらくマンションであろうというのは分かるが、形が変。
 こんなの
 一応力学的には安定を保てる構造になってはいるんだろうけど、だとしても、こういうとこで暮らすのって気分的にどうなのよ、と首を捻る構造ではある。特に半分より上の方の階の、張り出してる窓際の部屋で過ごすのって;
 上記リンク先のページによると、竣工は平成14年なんだそうで、平成ならではの光景と言えようか。つくづく、昭和は遠くなりましたね;
 さて、そんなこんなで気持ちよく歩いて目的地に到着し、映画を見終えた人々と合流したのだった。しかし実は、事故等の理由で映画に間に合わなかった人が多く、今回は昼酒部の方がメインのような企画になっていた。とはいえ、映画を見た人々からは、いや良かったよ、正攻法で、という評判が高く、じゃあ折角だから夜の回を見るか、という気分は盛り上がったのだった。