渋谷クラブクアトロにてライブ「ファンファーレ・チォカリーア 2008」に行く

 ふへへへへへへへ。横須賀に行ったばっかりだけど、また行ったんだよ〜。今度はオールスタンディングに近いライブハウスだし、踊ること前提なのは請け合いだし。
 しかし、そういうライブハウスということはみんなフロア前方に詰めて来ちゃうんだった。こういうときに身長の低い者は辛い。前から背の順に並んで欲しいわ、とか、前に立ちはだかる人の壁にぼやきつつ、じりじりとフロア中央前方へ。しかし開演前にして、既に周囲には体を揺するくらいの空間しかない。
 それでも鳴ったら踊るわけですよ。つい。だって気持ちいいし。おじさまたち汗だらだら流してノリまくってるし。(でも実は、大太鼓のCostelおじさんがずっと苦しそうな顔で叩いておられたのが気になっていた。どうされたCostelさん。お腹でも痛かったんか。メンバーの誰かに意地悪されたんか。多額の借金とか子供がぐれてるとかなんか心配事でもあったんか)
 それに、前の方に来ただけのことはありましたよ。ダンサーの皆様とか、かぶりつきで見るとまた全然違うの。アウレリア嬢のお召し物は、横須賀だと席が遠かったんでわからなかったけど、ウェスト周りがオーガンジーなのだった。横須賀でも着ていた黄・黒・緑・赤の切替のドレスと、途中でお召し替えしてオレンジ色のドレスで出てこられたが、どちらもそうなっているのだ。透けて見ると彼女のウェストは、全く弛んではないだがすごい肉感的。ルーマニアのロマのダンスなんだろうけど、腰を捻る動作も多くてベリーダンスらしいし。一方クィーン・ハリシュも、間近で見ると確かに顎の線や腕の肉付きなどは男性なのだが、にもかかわらず美しさ・妖艶さはいや増しているのだった。で、舞台からあのインド芸能独特の目と眉の動きを駆使して会場に流し目を送るというと、フロアのお客さん達はどよめいてえらいことになるんである。また、アウレリア嬢と組んで、見つめ合いながら踊るところなんぞ、あまりの艶めかしさになんだかイケナイものを見ているような気になってしまうのだった。うおおお、ねっとりしてるわねえ、と。
 また、ハリシュ氏は途中でちょっとだけフロアに降りてきて、観客の目の前で膝立ち旋回ダンスも披露してくれた。ほんの一人二人おいた先で、ベールがテントみたいにくるくるしてるんである。横須賀の時は濃いピンクのお衣装だったのだが、今回は赤に一部緑のグラデーションの入ったベールなどお召しであった。途中でお召し替えもしてたし。
 途中少々の休憩を挟んでほぼ2時間若ばかり演奏したのだが、ジャズやラテンの曲目も増やしている様子だった。「キャラバン」とか「007のテーマ」とか「コーヒールンバ」("Moliendo Café"かな?そうとしか聞こえん曲だったけど)なんかもやってたし。世界ツアーであちこち回る間に取り入れたのかな、とは思ったけど、やってるとまるきりラテンバンドみたいなのだった。
 アンコール曲3曲ばかりやって全員引っ込んで、まだ客電つかないしどうするのかなー、実はロビーでまた送り出しやってないかなー、と思ったら、ここでは再びステージに出てきて、そのままフロアに降りてきて、すし詰めの客を分けるようにして、演奏しながら後部出口まで進んで行ったのだった。もちろん、おでこに千円札貼り付けて帽子にお金集めながら。
 その後入り口正面で、グッズ購入者へのサイン会なんてのもあったらしいのだが、かなり酔ったようになっていたもので帽子にコインだけ入れて退出。やあ、興奮しすぎて夢のようでございました。

 ところで、プランクトンスタッフによるツアーのブログがありましたぞ。こちら↓
ファンファーレ・チォカリーア(プランクトンのアーティスト・ニュース&ツアー・レポート)
 このライブの前には、いわきまで行って帰ってきたとこだったんですなあ。この週末には大津と松本で連日ライブやるみたいだし、結構ハードスケジュール。おじさま達(いや、私より若いメンバーもいるはずなんだが;)にはお体にお気をつけて、ご自愛下さいますように。