尻に穴が。

 マダム猫の尻に穴が開いてしまった。
 下の話で恐縮なのだが、肛門の脇に傷が開いているらしく、さらにその周辺を舐め壊して赤剥けにしているのである。
 これではいかんと、取り急ぎ病院へ連れて行く。
 お嬢あたりに噛まれたかと思っていたのだが、どうも肛門腺が破裂したんではないか、と言われる。あれはひどい臭いのする液が出るんではと思っていたのだが、臭いについては猫によってかなり違うらしい。どっちにせよ傷口は清潔にして化膿止めを、ということで、生食で洗って、レーザー照射と抗生物質の注射をして、軟膏と水薬を貰って帰る。治療中マダム猫はかなり不機嫌に抵抗していたが、まあやむを得まい。
 しかし気になってしかたないのだろうが、舐め壊すのはやめてくれんものかなあ; 傷に張り付かないように周囲の毛をかなり刈り込んであるのだが、それでも傷口はべたべたしがちだしね。