こんなことになっていようとは、世の中侮り難し

 最近テレビで商品が紹介されたらしい。
アーマリン近大 商品名:近大マグロ

商品履歴
魚種名 クロマグロ奄美産)
養殖履歴 生産者 近畿大学水産養殖種苗センター
養殖地名 鹿児島県大島郡瀬戸内町花天
環境 生簀No. H16(人工孵化種苗)B
最大放養尾数 650尾(一辺16m八角形×深さ10m・直径40m相当)
最大放養密度 2.4kg/
水深 50m〜55m
生餌 使用魚類 有 サバ、イカナゴイカ
仕入横浜冷凍(株)
水揚げ海域 山陰沖、銚子沖、三陸
漁期 周年

 まぐろも養殖に向けた取り組みがあるとは聞いたことがあったけども、2002年に既に完全養殖に成功していたそうな。問題はどっちかというと採算性とか生産の安定性とか周辺環境への影響とかいう点だったような。
 しかし漁業協定絡みの事情もあろうけれど、既に採算のとれる事業になっていたとは。

参考:

 人間って、美味しい物のためなら何でもやるんだなあ、と思い、また、技術改良次第では将来有望な食料生産技術だとも思い。
#世界的にまぐろが人気だってのは、鳥や牛の食肉生産への不安があるからという点もあるそうだし。うまくすればエネルギー的にもコスト的にも畜産より効率がよかったりしないかな?
 まあ、まだ問題点があっても出てきてない部分もあるかとは思うけども、前途有望な事業ではあるんじゃなかろうかね。完全養殖なんて無駄の方が多くないか、と思ってたんだけど、考えてみれば外国の遠洋まで船出して冷凍して帰ってくるにも、相当な設備と人手とエネルギーを必要としてるわけだしね。
 ただ、この事業者名だけがちょっと。どうも目が滑って「アーリマン」て読んじゃうのよ; ゾロアスター教の闇の神かと;