「INSPIRATION! 古楽器バンドタブラトゥーラ with ロー・フュジェール」を聞きに行く
演目
- インプロヴィゼーション improvisation 〜ここはもうすぐちいさくなってしまう Soon this space will be small(ラサ・デ・セーラ Lhasa de Sela)
(休憩)
- タルタリア Tartaria(田崎瑞博)
- 鳥たちよ Birds
- オード Ode(田崎瑞博)
- M2007(山崎まさし)
- 夜の蟹 Crabs in the Evening(田崎瑞博)
- 夜の想い[夜来る人] Pensees Nocrunes 〜Frenche version〜(つのだたかし)
- 静かな愛 Silenzio d'Amuri(アルフィオ・アンティコAlfio Antico)
(アンコール)
- トロキルス(江崎浩司)
- スカボロー・フェア
- レセルカーダ
ええと、タブラトゥーラのライブだからと思って行ったら、第一部は大変に妙でしたぞ。
「クリスタルボール」という直径20センチばかりのお椀状のものを、グラスハープみたいにこすって響かせたり、読経の時の銅鉢みたいに柔らかく叩いたりする。で、それに合わせてほとんど唸るような感じでヴォーカルが入る。
インプロヴィゼーションってそういうものか、と思うけども、何かの感慨を得るというよりもひたすら眠くなるんだ、これが。(プログラムに挟まれていたチラシによると、クリスタルボールなる楽器の効果の一つがそもそもそういうものらしいが)
ゆったりした舞踏など交えながらひとしきりそういうパフォーマンスをして、第一部は終わり。うーん。狐につままれたような。
第二部は普通にタブラトゥーラライブでしたが。もっとも今日のヴォーカル入り「夜の蟹」では、ゲストのフュジェール嬢が踊ったせいか、田崎氏はあの激しい酔っぱらい弾きのパフォーマンスをしなかったのだった。ちょっと勿体ない。
途中の「M2007」は山崎まさし氏の新曲だそうで、この名前は当面の仮タイトルらしいです。なんというか、非常に重厚な感じの楽曲なので、「2007」というのは今年のことなんだろうけど、「Memories 1007」とか「107 B.C.」とでもした方が合いそうだと思いましたよ、個人的に。(1007年とか紀元前107年に何があったか知らないけどさ。)
今日は演目がいくらか大人しめだったようですな。秋にはCDが出るらしいですよ。