地震と洪水

 久々に[夢]タグ項目。

 こんな、夢を見た。
 いつもの職場で仕事をしているのだが、どうやら立地は微妙に違っていたらしい。すぐ前のガラス窓の外は広い河原で、大きなスタジアムが間近に見える。
 と、突然衝撃が走る。この揺れ方は何か拙いんじゃないの、と思っていたら、眼下の河原に津波が迫ってくる。わあじきにこっちにも来ちゃうよ、と思って見ていると、表層を押し寄せて来る他にも地下に通り道があったのか、突然スタジアムから水が噴き上げる。同時に手前の窓ガラスにも、水滴と重い破裂音。何枚かのガラスが割れたり外れたりする。
 ひゃあ、ここ二十数階の高さがあるのに――と思うも、驚いてばかりはいられない。幸い室内が水浸しになるほどの被害ではなかったが、足下まで水が迫ったら動けなくなるかもしれない。早く避難しなくては、と同僚一同気を取り直し、崩れた中から重要な物だけ持って外へ出ようとする。
 と、いうあたりで目が覚めた。
 たぶんあの窓の外の河原の風景は、高校の頃の高い階からの眺めと、最近通勤途中の車窓から見る光景が混じってるんだろう。しかし、スタジアムが白い水の塊を噴き上げて迫ってくる光景はなかなかの迫力であった。――夢でよかったけどね;