ベランダに簾垣

 集合住宅でよく見かけるようになったけども、うちもベランダの手すり部分に、目隠し用に簾を貼り巡らしている。この端っこがほつれて葦がばらけてきてみっともないので、貼り替え/修繕を試みる。
 ほつれてきてるやつを外して新しいのに、と思っていたのだが、今まで簾が届いていなかった部分から新しい簾を固定しはじめたら、長さが足りないのだった。
 古い簾の、ほつれているのは、端っこ10センチほどの部分だけ。
 しばし考えて、ほつれた端のみ取り外し、元の大部分を残したまま新しい簾を固定して行く。で、ほつれた端と新しい簾の裏に回った余分の部分は、やっぱり再び同じ場所に括ってしまうことにする。
 しかし、二枚の簾に紐を通し、手すりにくくりつける作業は結構面倒なのであった。手が届かないところに行っちゃった紐の端をたぐらなきゃならなかったり。葦の隙間にむりむり指つっこんで引っかけてきたり。そうこうしてるうちに日が落ちて、手元が暗くなってくるし。
 潔く全面貼り替えにした方が楽だったかも、と、いう気も、しないでもなし。