東京ミッドタウンふたたび

 さて、結局日暮れ近くまで美術館内を歩き回ってから、先日とは逆のルートで東京ミッドタウンへ向かう。今日は特に何も買わず飲食もせず、まあ通り過ぎるだけ――と、思っていたのだが、各フロアの吹き抜けを囲む柱の一本毎にショーケースがあって、中にオブジェが飾ってあるのに気が付き、結局全部見て回ってしまう。一階フロアはガラス、二階は陶磁器・樹脂等、三楷はミッドタウン建設前にこの土地から出土した、江戸時代の萩藩・毛利家の邸で使われていたと思しい食器類等。
 ただその、オブジェとか出土品自体は面白いんだけど、ショーケース内に軒並みうっすらと綿埃が積もっているのは何だろうか; いや大した量じゃないんだろうけども、物がガラスや光沢のある磁器だったりして、上面からライティングするようになっているものだから、積もり具合が殊更目立つんですね。
 ああいうものは、いったん収納するとなかなか掃除もできないんかな。しかしてあの綿埃はどこから入ったというのだろう?;