TXに乗って

 所用があって、つくばまで出向く。
 何年ぶりのつくばであろうか――って、つくばエクスプレスに乗ったのは初めてだし、もしかするとつくば市の中でも始めて行く場所だったのかも。
 TXでの移動中はというと、路線は真っ直ぐで揺れも少ないし、秋葉原から45分ぼーっと乗っていれば着くのだが、良いお天気ということもあって車窓の眺めを堪能する。
 それなりに住宅も商店街もあるけど密集はせず、農地や雑木林が多くて丁度若緑色になってきていて、気持ちの良い風景。大変長閑なとこですな、茨城県南部って――と、思ったら、看板に「埼玉県」とあったのを見て驚愕。自分の地理感覚を疑う。(ちなみに八潮・三郷あたりは、埼玉県)
 そして千葉県流山市に到る。ここが、犬井うそメーテルをして「ここ流山ではまだ列車という物が珍しいの。だから人々は神の乗り物だと信じて一心に拝むのよ……」(from「すすめ!!パイレーツ」by江口寿史)と言わしめた土地か、と思うが、今の流山はいくらか長閑だけど普通に通勤圏の住宅地だ。
 と、そうこうしているうちにつくばに到着。しかしつくば到着後、私が最初に見た驚きの光景は、TXつくば駅構内の造形とか駅前の風景とかではなくて、「メッシュカバーをジッパーで閉じる形のベビーカーに大人しく詰まって運ばれているコリー(もしくは大型シェルティ)犬」であった。m(@.@;)m
 考えたね、キャリー運ぶより楽だし、リード引いて歩かせるより安心だし。――とはいえあれは、相当犬の方も慣れているのだろうな;