「カノッサの屈辱2007 バブルへGO!! SP」を見る

フジテレビの公報ページ
 7年振りの特番ということで、見た。
 映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」の宣伝番組というものなので、本編と見分けがつかないタイミングでこの映画のCMが入るのがちょっと分かりにくかったが、まあそれも良しとしよう。しかし番組構成は小山薫堂氏ではなかったのだった。(少なくとも冒頭のスタッフの表示ではそうなっていた)
 や、ばかばかしくってよござんす。受話器を持ち今や失われたあの単語を発していた種ということで命名された「ホもしもし・サピエンス」の、一家に一台黒電話崇拝から始まって、携帯電話の誕生から利用形態・機能の変遷と各社のシェア争いに至る業界史を、つい最近の「ナポレ孫=正パルト」の登場による「ベル左右講和条約(別名ナンバーポータビリティ協定)」の締結まで、法螺歴史で綴るのだった。
 ただし、途中の歴史上の支配者達が、実際の経営者ではなく、当時のCMに出ていたタレント陣を織り込んでいるのがちょっと惜しい気がしたが。(紀カテリーナ2世、ジャンヌ・宇多田ルク、仲間由紀エリザベス2世、ヴァス織田ダマ等々)まあ、孫社長以外にはそれほどメディア露出している経営者っていなかっただろうから、代わりにタレントでやっちゃったんだろうけどね。
 その間、散々ふざけた解説を口にしながらも厳めしい面持ちを崩さない伊武雅刀教授が見事。そういうこともあって教授役に起用されたのかしら。
 毎週となると難しいだろうが、つくづく、不定期特番シリーズにしてくれないものかと思うのだった。