肉薄するユニバーサル横メルカトル

 本屋で世界地図つきカレンダーを貰ったので、壁に貼ってつぶさに眺めてみた。
 実は国境やら国名やらというものは意外に短期間に変わってしまうものだし、オリンピックやらワールドカップやら外信やらで名前は聞いてもどこにあるか全然知らない国名地名というのも多い。改めて眺め回すと色々興味深いのだった。世界は広いねえ。
 太平洋を中心に描かれた地図だから日本もそれほど世界の果ての小国という感じはしないが、中国やロシアの広大さと比べると。このあたりの国については、国の形や地勢もあんまり把握してないしな。シベリアには北極海に注ぐ川がたくさんあるけど、高校あたりで習ったはずの名前はほとんど覚えてなかったり。
 ふと見ると、比較的長大なオビ川の下流北極海に向かって流れるから一番上の方)は、世界地図にも分かるほどの幅の細長い湾になっているのだった。オビ川の河口だから、オビ湾という。
 なるほどここらに蹴伸びをしている人がいるわけね、と納得する。嘘だけど。