マイナスイオン関連、ようやく。

科学的根拠をうたったネット広告にご注意! "「マイナスイオン商品」表示を科学的視点から検証しました"(東京都)


平成18年11月27日
生活文化局
 消費者の健康志向などを背景に、「マイナスイオンを発生して疲労を回復させる」等、一見、科学的な根拠に基づくかのような効果・性能をうたう寝具、アクセサリーなどが販売されています。
 東京都では、こうした「マイナスイオンをうたった商品」(以下「マイナスイオン商品」という。)のインターネット広告について、不当景品類及び不当表示防止法(以下「景品表示法」)の観点から調査を実施し、表示に関する科学的視点からの検証を行いました。その結果について報告します。

 流石に報道にも出た。


 「細胞を活性化させ、心に安らぎをもたらす」「たばこや排ガスを浄化し、空気をきれいに保つ」――。こんな「マイナスイオン」効果をうたったインターネット広告に、科学的根拠がないものが含まれているとして、東京都は7業者に対し、景品表示法を守るよう指導した。
 いやあの、「科学的根拠がないものが含まれている」というよりは、科学的根拠があるものはないだと思うんだけども、現実的には;
 まあ私はもう最近は、「マイナスイオンが出ている」という言葉は、「何故かわからないけど爽やかで元気になった感じ」というのを表すレトリックだと思ってるんですけども。「幸運をお祈りします」みたいなもんかな。

 それはそうと、こちらの方が盛り上がってる。

 マイナスイオンの怪しさはこの手のネタの好きなネット利用者には良く知られてることだけど、世間一般でみるとまだまだ「マイナスイオンなんたら」に心引かれちゃう人も多いんでしょうなあ。
 ま、そういう商品でも、マイナスイオンを抜きにしても費用対効果が見合うなら別に良いのだけど。
 でもどっちにせよ、そろそろ飽きてきた頃じゃないのかな、世間一般に。あと5年もしたら「そういや昔マイナスイオンなんたらいうのが出回ったねえ」と言うようになるのかしら。紅茶キノコやぶら下がり健康機やファジイ家電みたいに。で、次に来るのは――白金ナノコロイドあたりか?;