ドクター中松って。

 引き出しを組む間、TVをつけっぱなしにして見るともなく見ていたら、ドクター中松が出て来て自宅を紹介していた。
 とりあえずその番組に拠ると、ドクター中松は数々のすばらしい発明で巨万の富を築き上げた天才、なのだそうで。(まあ、フロッピーディスクは確かに売れましたね、発明したかどうかはともかく裁判沙汰にしない契約がIBMに。)
 が。その発明品の紹介の中で、
マイナスイオンを発生するライトも――」

 こいつかよっ!!
 一応特許とか出してるのかなあ。マイナスイオンをどう定義してるか自体も気になるけど。

#ネット上探してみたらこのページにちょっと出ています。(6)の「今までにない強いマイナスイオンを発生」の項。今までにない強いマイナスイオンって、どんな? どうやって??
#その後特許庁の公報テキスト検索で調べてみたのだが、中松義郎博士が発明者になっている「マイナスイオン」に言及してる出願はないようなのだった。(まだ公開されてないだけとかじゃないよな?)
 ただし、博士の出願はいずれも顎が外れそうなほど興味深いので、お暇があったらご一読をお薦めする次第。
上記「公報テキスト検索」のページで「検索項目選択」の項目を「発明者」にして、入力欄に「中松義郎」と入力して検索ボタンを押すと、現在90件ヒットします。そのページの一番下の方にある「一覧表示」ボタンをクリックすると出願一覧が表示されます。
(「人メディア」って。ほんとにイージーなのかこの「イージー階段」は?;)
#後日追記:あのう、妙なところから参照リンク貼られてるようなんで念のため追記しときますと、この特許出願群の記載を見る限り、中松氏は科学者というより香具師に近いです。まあそう言うスタンスで商売をされるならそれも有意義なことでしょう。科学技術を追求する人というよりはエンターテイナーなんですね、きっと。