微妙に巡り合わせの悪い日

 所用の来客があるので掃除をして、汗をかいたので約束の時間までまだ四、五十分というところで一風呂浴びることにする。が、上がった直後にチャイムが鳴る。客は三十分近くも前倒しで来たのだった。まだちゃんと身支度してない状態だったので、十分ほど後で改めて来て貰うことにする。さすがに三十分前では、上げなくても罰は当たるまいとは思うけども、慌てた。

 午後はちょっと買い物に出と思っていたらが、結構激しい雨になる。気が抜けてだらだら過ごしていたが、それでも済ませておかなきゃならん買い物があるので、夕方えいやと出掛ける。
 所用を済ませてから商店街の薬屋で、ストックしとかなきゃいけないものを何か補充するかな、と思い立つ。コンタクトレンズ保存液をそろそろ買って置かねば、と一箱購入した後、そういやこの先に薬屋が二軒ほど並んでいたのだった、と気が付いてそちらにも足を向ける。
 二軒目の薬屋で、先程買ったコンタクト保存液が、300円ほども安く売られている事に気付く……
 ここで戻って返品して、安い店で買い直さないないあたりが意志薄弱なのかもしれん。
 ついでにというか、もう失敗しないぞという気分になって、三軒の薬屋で某メーカーのサプリの値段を比較する。二軒目の店で二百数十錠入りのしか置いてなくて、こんなに要らないんだけどと思って見送ったら、三軒目で同種のいくつかのサイズのパッケージでの値段を見て、二軒目のは破格に安かったということを知る。二軒目に戻って結局購入。でもこれは、思うつぼと言うかもしれん……
 結局幸運なんだか不運なんだかよくわからん。むきー、と悔しがるほどに良くないことというわけでもないあたりが微妙だ。