雨降りで涼しいが
やはり起き抜けは寝汗をかいてるって何だかなあ。
いや実は原因には心当たりがある。昨夜床についた後、臑の間にマダム猫が上がってきてどっかりと腰を据えたのだった。
これは。嬉しいと言えば嬉しいが。夜とはいえまだ十分に蒸すこの陽気ではちょっと複雑。
彼女は暑苦しくないんかなあ。ないのか。猫の方が平熱が高いもんだし。でも彼女は毛皮着てるんだけどなあ、半長毛種でふかふかの。それとも蒸し暑さを超える程に私への愛情が強いのかしら。あるいは布団への執着が。
しかもうとうとしかけた頃、どうやらお嬢猫までが膝のあたりに乗っかってきていたようなのだった。マダムにご挨拶した後、結局追い払われていたようだけども。
脚に猫の重みが掛かるのは基本的に嬉しいんだけども、暑さ耐性も同じだったら良かったのにと思う。それでもここは、ヒトが耐えねばならんのか。