買ってくるぞと板橋区

 板橋で即売会イベントがあるというので(いや同人誌ではなくて、服飾系とか小物の;)出掛けてみる。しかしどういうイベントか今ひとつわからず、フリマとなると出てくる物もピンキリであろうと考え、折角だから板橋在住のお友達とお会いして帰ることにする。メール等で問い合わせてみると、友人ご夫妻のお住まいはほんとにイベント会場の近所であった。
 で、行ってみると、イベントは思いの外小規模であったのだが(参加団体があんまり集められなかったと思しい)なかなかに面白いものもあった。売り子さん達がコスプレと見まごう一張羅をお召しであったり。(ゴス系のアクセサリとか多かったですな、黒レースとか髑髏とか)
 問題は私が貧乏なのと、衣類小物にあんまり金を掛ける暮らしをしていないことであって。嗚呼私がお金持ちであったなら、可愛い女の子をスカウトしてきて「君君、これが似合いそうだ。買ってあげるから着てみたまえ」などと言いたくなるようなおよーふくもあったのだが。(ヲヤジな妄想。)まあボーナス直後とかいう状況でもあったならぽんと買ったかもしれないけれども、うちはボーナスは出ないんだ;
 それでも絵はがきとか手ぬぐいとかごくごく少額の物だけを購入して、会場を後にした。
 その後パン屋で遅いお昼を食べて、友人宅へお邪魔したのだった。冷房なしでも風が通る気持ちの良いお日和で、茶菓子やらアイスクリームやらをいただきつつ、よしなしごとのおしゃべりに興じたことであった。世の中には認められることなくというか有り余っていながら空回りして要領の良い人に成果を掠め取られている才能があるのだなあ、とか、でも創造的な仕事が大好きな凄く意欲的な人は一般に事務処理が嫌いだよなあ、とか、田舎は電車が通らなくて不便な割に自動車がえらいことになってるよなあ、とか、体に染みついた職業病の話、とか、海の真ん中のハワイに昔の人はどうやって辿り着いたのかなあ、とか。(こうやって書き出してみるとまことにとりとめがない)
 しかし私はお家が遠いので、明るいうちにおいとましたのだった。
 お陰様で色々と楽しうございました。また遊びましょうね。