北斎展二度目に行く

 もうこの週末で終わりだ、というので、慌てて見に行きましたよ。金曜の夜は20時まで開いてるというので。
 しかし流石に終了間際とあって、週末の昼前に入った前回以上の込み具合でありましたよ。二十数分くらいだけだけど一階の廊下にぐるぐる並ばされて待たされたし。
 でも今回は、「北斎漫画」とか細かい作品を諦めて大判のもののみに集中したので、わりとさくさく進めたのでした。やあやっぱり綺麗で楽しいですわ。鶏とか眼光鋭いし、小鳥どもは軒並み風に煽られてるみたいにくるくるしてるし、蛇やらはぬめぬめ怪しいし、獅子や龍は力強く恐ろしげながらもなんだかお茶目だし。美人図や武者図や七福神やら羅刹やらも綺麗だったり迫力あったりお茶目だったりするのだが、私は動物の方が特に面白いかな。しかし妙なことに、この方犬猫って全然描いてないのね。狐狸は擬人化した妖怪として描いてるのがある程度だし。身近なとこでは鼠とか鶏とか小鳥の類は多いんだけど。
 閉館時間は特設展に限って20時半まで延長されていたのだが、20時になる頃には一回りしていたので、体力が残っているうちに帰ることにした。ショップでまた何か買うかな、と思わないでもなかったけど結局何も買わず。複製画くらいあってもいいかな、とも思ったけど、額入りで三万前後しましたからなあ。これもなかなか。