玉蜀黍を茹でる

 帰宅途中のスーパーで、とうもろこしが安かったので買ってみる。嫌いでもないんだけどそういや滅多に買わないなあ、などと思いつつ。(多分、おかずにしにくいから。副食をあまり欲しがらない食生活なのだ)
 で、夕食の支度をしつつ茹でていたら、お嬢猫が来てなーなー呼ばわる。
 ……これは君「くれろ」と言うてる? こんな物も好きなの?;
 おさらいしてみよう。お嬢の猫らしからぬ好物というと、

  1. 茹でアスパラ
  2. 茹でブロッコリ(主に茎部分)
  3. キャベツ(新鮮なのの筋部分。与えれば食べる程度)
  4. トマトのへた周辺(他に上記の野菜がない場合にのみ食す)

 まあ茹でてる匂いとか歯ごたえなんかから言って、アスパラやブロッコリに近いと言えないこともないとうもろこし。
 茹だったところで、ほんとに食うんかな、と思い1粒与えてみたら、食べた。しかも更になーなー鳴いておねだりされた。あんまり食べると消化悪そうだけどな、と思いつつ、2粒3粒ずつくれると、全部食べた。
 そういうわけで結局、夕食が済むまでの間、お嬢が鳴くので私はずっと一粒ずつ与えていたのだった。もうやめとこうよ、と与えるのを止めたら、流しに入って水切り中の残りのに手を出そうとしたのだ。
 こんなもの、こんなに食べて大丈夫かねえ、とちょっとひやひやしていたのだが、お嬢は元気そうでご満悦である。食肉目にしてはかなり変わった嗜好と消化器系だ。でもやっぱり私としては、後日の排泄の方が心配なんですけど。