ワクチン接種

 マダム猫のワクチン接種に行く。
 キャリーバッグに籠めて連れ出すと、例によって「にーーぃぃ、にゃーーーいぃ」と情けなく鳴かれるが、お外怖さにすくんだようになってしまうのは私には大変にありがたい機会なので、「わはははは良いではないか良いではないか」などと(ココロの中で)言いつつ耳掃除をする。脂性なんだもん、彼女は。
 診察台の上でもなんとかして逃げようとじたじたするので、私が顔と肩口辺りを抑えている間に、ワクチンはお尻に打ってもらった。いいんかな。猫が痛くないのは首筋だけじゃなかろうか。
 しかしマダムに取ってはもう既に痛いの痛くないのはどうでもいいらしいのだった。診察台を降りてキャリーバッグ開けてやると、自分から入るし。
 まあともあれ無事済んで良かった。でもまた夏には若猫達のワクチンもあるし、その方が大変なんだよな……;