イニシアルばかり有名なDr.Grafenbergが

 Grafenberg E."The role of the urethra in the female orgasm"なる論文をInt.J.Sexology.誌(3:145-148)に発表したのは、実に1950年のことだったそうな。
 そこ、嗤ったり目を背けたりしてはいかん。これも真面目な科学的追求なんである。いや、多分そうだ。でもなんだか真面目に力を込めるほど滑稽に思えてくるのは何故だ。この方面では深刻に悩んでる人もいるのに。
 まあグラフェンベルク博士の意図がどうであれ、1950年ではほとんど一般の医学会からまともに取り上げられなかったであろうことは想像に難くない。良く載りましたね学術雑誌に。というか、タイトルからしてこの雑誌自体が、当時としてはかなり先進的な意図の元に発刊されたのかな。