サイン会

 久方ぶりに新刊が出るのを機にサイン会が開催されるというので、「赤い竪琴」のために終業後神保町へ。
 といっても当日まで本を購入に行くヒマもなく、終業時間がサイン会開始時間とほぼ同じ頃なもので、下手すると着いた頃には終わってるかなあ、終わってはなくても売り切れとか先着分は締切とかになってるかも、と思いつつばたばたと移動する。しかし急いでるというのに一応手みやげくらいは、と思い花屋なんか寄ってったものだから、余計に遅れる。東京も都心は狭い範囲に集まってるけど、夕方の人混みを地下鉄乗り換えて行くと結構時間かかりますね。
 で着いてみると、サイン会は結構ゆっくりペースで進んでいたのでちゃんとまだ本も平積みしてあって、整理券も残っていた。やれやれ、と本を買ってサイン待ちの列に並んだら、2、3人前に以前某掲示板でお世話になった方がおられる。かれこれ3、4年振りくらいでした。まあその知り合った切っ掛けの掲示板も某作家さんのサイトのだったので、この手のイベントは傾向からいやあ類友というか蛇の道は蛇というか。(失礼;)
 サインを待ちながら以前の友人知人の消息などお話しし、旧交を温めることであった。他にも見知った人間が来ていたらしいのだけど、早めに離脱したとのことでお会いできず。ちょっと私もしばらく方々へ不義理をしてまして、申し訳ない。
 あ、サインは無事いただきました。名前/ハンドルは入れなくて結構です、ということで書いていただきましたが、「この辺(余白)が寂しいような……」と余計なことを言ったら、目つきの悪い猫の絵を描いてくださった。あああ、なんか催促したみたい、大変すみません; ――ところでこの猫絵、どっかで見たような。流行ってるんでしょうか。
 あと憶えてる事と言えば、えーと、ちょっとお召し物がポップだったかなっと。そのくらい。
 で本ですが、帰宅途中から読んでいます。ストーリーとしては普通の現代恋愛小説なんだけど、表現が何か、全然普通じゃない。どこがどう、と言われると説明に困るけど。