野外コンサート

 夏のイベント野外コンサートに出かける。立川は昭和記念公園まで。
 ここがね。初めて行ったんだが、ネットで地図見て厭な予感はしてたのだけども。駅から公園入り口まで700メートル……このくらいなら歩けなかない。
 しかし、園内に入ってから予感的中。入り口会場まで、徒歩30分くらいあるじゃないよ。
 いや気持の良い公園だから、ほてほて散歩するにはいいとこだけど。時間に余裕持って着いて良かったですよ。三時開演というのを信じてそのくらいに駅に着いてた人々はどうしたのかなあ。まあ開演から終演まで、予定からしてもう6時間を越えるイベントだから、お目当てのアーティストのとこだけ聞こうと言う方もたくさんおられたのであろう。
 でも、今回のコンサートに限って言うと前半からちゃんと聞いたが良かったと思うよ。なんでって。首都圏の方はお分かりであろう。夕方から雨降ったんだよねえ。かんかん照りでもない、丁度良い曇り具合だと思ってたら、日没ちょっと前からばらばらと。
 丁度演奏に入りかけてた大貫妙子は傘さして出てくるし。それでも雨の中頑張って歌い終えたと思ったら(気の毒に共演した葉加瀬太郎は高いヴァイオリンを濡らしていた)しばらく中断してステージ上にテント張ってるし。このへんから、なかなか止まない雨に諦めて帰る人々もちらほら。
 まあいいんだ、お目当てのジェイク・シマブクロはちゃんと堪能したから。押尾コータロー小曽根真とのセッションなんてのもやったのだ。押尾コータローのギターが地味に聴こえるウクレレってどーよ。いや押尾氏もギター叩いて対抗してましたけど。低音打楽器としてはギターのが使える。これだけは明らかなギターの利点。
 しかし雨は辛かったが、レインコート購入して堪えて見てたら、終盤はかなり盛り上がったことで、十分以上に元は取れた感じ。途中で帰っちゃった皆様、惜しい事したね、と思いますよ。ああいうイベントは締めがいいのだから。

 ところでどうでもいいことだけども、葉加瀬太郎のあの髪型はやっぱりロビー・ラカトシュを意識してるのかなあ。そんなことを思いながら見ていたら、だんだん、もっと別の誰かに似ているのに気付いた。
 いや、パパイヤ鈴木じゃなくって。(それも似てるけど)ぱっちり目で鼻が高くて丸顔で髭があって――髪型を変えると、これは、鈴木輝一郎氏ではないか。
 って、実際に写真とか並べてみたらそう似てないかもしれないが……コンサート会場の大画面で見てる時に、ふと思い付いたのだった。造作というより、イメージがなのかもしれないが。
 しかしそうなると、
 ロビー・ラカトシュ
 ≒ 葉加瀬太郎 ≒ パパイヤ鈴木
 ≒ 鈴木輝一郎 ≒ ジョン・カビラ
 ≒ ラジニーカント

 ……ということになるが……
 ラカトシュおじさんとラジニーカント? ジャンルは違えどともに濃厚な妖艶系おじさん……似てなくも、ないか……?