「忠犬ハチ公」リチャード・ギア主演でハリウッド映画に(YOMIURI ONLINE)

忠犬ハチ公の逸話が、リチャード・ギア主演のハリウッド映画となって“逆輸入”されることになった。
 ハチの話を知った映画プロデューサーが「見返りや報酬を求めない無条件の愛が心に訴えかけた」と感動、映画化を思い立ったという。監督は「ショコラ」などの作品で知られるラッセ・ハルストレム。タイトルは「HACHI 約束の犬」(原題 Hachiko A Dog’s Story)。来年8月8日、全国公開される。

 うああ。話は聞いてたけどほんとにやっちゃうんだ。
 懲りないなハリウッド。「クイール」はさすがに企画段階でつぶれたらしいが*1南極物語」の例に味を占めたのか。
 しかし米国の架空の街を舞台にしたら、渋谷の土地の物語とはほぼ完全に別物。もう名前も「ハチ」にこだわらなくて良いと思うのよ、こうなったら。そうすれば著作権の問題とかもほぼクリアするし。
 しかしラッセ・ハルストレムが受けちゃったのか。来年8月公開ってことはもう撮ってるんだろな。むうう。大丈夫かハルストレム。
 ……まあ、舞台をどこにしてもそこそこ良い話になりそうな物語ではあるんだけどね。ただちょっと、できればハリウッド版にも入れて欲しいなと思うことには、
「駅前の焼鳥屋を出せ」
 なに、米国に焼鳥屋はない? いんだよホットドッグ屋(犬の話だし!)でもシシカバブ屋でも、スタンドで肉類の軽食を売ってるとこなら。そこにハチが通ってきてて、おまえ実は死んだご主人じゃなくておこぼれの肉が欲しくて来てないかい? てくらいの力の抜け具合があるのがいいんだって。死んだ主人だけを待ってるというと、随分悲愴な話になっちゃうからね。主人は帰ってこないけど街の人達は優しかった、くらいでまとめて欲しいなと思うことであります。
 ――でも劇場で見るほどの物にはならないんじゃないかなあ……?;

*1:クイールの主を十代の少女にしようとしたらしい