ブレア英首相:27日の退任後、カトリック改宗へ 主要紙、一斉に報道(MSN毎日インタラクティブ)

英国の主要各紙は22日、ブレア英首相が27日の退任後、エリザベス女王を長とする英国国教会からカトリックに改宗する意向だと報じた。
(中略)
 英国国教会は16世紀、当時の国王がバチカンと決別し、発足させた。英国の歴代首相でカトリック信者はいないという。
 ブレア首相はここ数年、カトリック教会のミサに出席していることが知られ、カトリックへの改宗を望んでいるとの観測が流れていた。シェリー夫人と4人の子供はカトリック信者だ。

 最初はほんとかな、とは思ったけど、良く聞いてみるとまあ無理もない話か、と思ったり。実際国教会とカトリックは、教義の上での違いは他の新教とカトリックほどはないと聞くし。
 英国は制度としては、代議士とか閣僚とかの信仰が影響することはないのかな。女王が任命する、という形態に影響しなければいいのか? 制度上は何の強制力もなかったけど、これまで敢えて信仰の違いを越えてチャレンジしようという(そして問題になるほど成功しかけた)人物がいなかったということか。
 しかし、外から見るとそれほど大きな違いはなさそうに見える信仰でも、英国国内では大きな問題なんでしょうなあ。英国でもカトリック信者はそれなりにいるはずだし、イスラムその他の異教徒に比べたら抵抗は少ないと思うんだけど、それでも首相となるとまた別ということか。