発見

 以前日記に書いた「フズリナ・ミニビト」研究者のことだが、ようやく同じ方のことらしい詳細情報が得られた。やはり有名な方であった。
岡村長之助(Wikipedia)
 私がこの方の研究について知ったのは、確か1995年か96年あたりのことであったから、もう亡くなられる直前のことであったのだろう。そして、その時見せていただいたレジュメは、古生物学会のものではなかったと思う。多分、日本微生物資源学会か、日本菌類学会か、そのあたりではなかったかと。おそらく、古生物学会を追われた後、岡村氏は様々な学会に発表の場を求めたのではあるまいか。「植物への接触によりDNA取り込み」云々については、後年に追加された説のようだし。
 ご本人やご遺族にしてみたら迷惑かもしれないが、その研究の詳細は改めてまとめて公表して欲しいものでありますな。生前当人が発表したがっていたこともあるし、各地の大学・研究機関や図書館などに残されている書籍を追っていったらかなりのことが分かるのではなかろうか。

後日追記:95年または96年に学会発表を申し込んだ「フズリナ・ミニビト」の研究者は、それが本当に岡村氏だったかどうかは分からない、というご意見をいただきました。この頃だと岡村氏は、ご存命だったとしても既に90代半ばになっているはずなのです。
あと、国会図書館に残っていた氏の著作には、「ミニビト」の呼称は出てこないそうです。
しかし、これが岡村氏とは別の研究者だとすると、こんな妙な研究をしている研究者が、少なくとも二人はいたことになる……いや、もしかしたら岡村氏の研究に賛同した方が導入し発展させたのでしょうか。