生きた「シーラカンス」つかまえた…インドネシア近海(YOMIURI ONLINE)

 インドネシアスラウェシ島の近海で、「生きた化石」と呼ばれる魚類シーラカンスが捕獲された。
 体長は約1・3メートル、体重約50キロで、19日に地元の漁師が捕まえた。捕獲後、17時間にわたって生きていたという。

インドネシア沖で漁師がシーラカンスを捕獲(ロイター、gooニュース)

インドネシアの水産専門家は21日、同国の漁師が、生きた化石とも呼ばれる魚シーラカンスを捕獲していたことを明らかにした。同国サムラトランギ大学水産科のグレボ・ゲラン教授によると、北スラウェシ州沖で漁を行っていた親子2人が19日、シーラカンスを捕獲し、自宅に持ち帰っていた。
(中略)
 同教授は「シーラカンスは生息環境(水深60メートル)以外では2時間しか生きられない。ただこの魚は約17時間も生存した」と述べ、今後詳しい調査を行うことを明らかにした。

 ほんとに生きてるんだな、というのがまず驚き。
 いや、ごくまれに捕まるとは聞いてたけど、生きて繁殖してる姿とか全然みつかってないし。だから生態とかも分からないし。現在確認できるのは、ようやく捕まった奴の標本だしね。
 まだ生きてる個体がいたということは、このスラウェシ島近海のどこかでは繁殖してたりするんだろか、などと思う。それともシーラカンスは魚類としては例外的に長命な種類で、たまたまひっそりと生き残ったのが捕まっただけなんだろうか? ガラパゴスゾウガメみたいに。
 どっちにしても、引き続き絶滅危惧種には違いないんだけどさ。