NHK受信料不払い世帯への督促、簡裁通じ29日に(YOMIURI ONLINE)

 NHKは28日、東京都内の受信料不払い者33件(世帯)に対して、29日に東京簡易裁判所に支払い督促の申し立てを行うと発表した。
 民事手続きによる受信料の支払い督促に踏み切るのは初めて。簡裁から督促状を受けた対象者が異議を申し立てなければ、強制執行も可能になる。
 苦肉の策だろうけど、裁判所も困るでしょうなあ。本格的な裁判に発展するのは何件くらいだろう。
 仮に、督促対象者が「うちはテレビありません」とか「NHKは絶対見ません」と反論したとすると、NHKからの料金請求の正当性はどのくらいあるんだろうか。督促対象世帯の強制捜査でNHKにチューニングされたテレビが押さえられればいいんだろうか。仮に裁判前にテレビを捨てたとして、督促対象期間中にその世帯にテレビがあったことが立証できない場合はどうなんだろうか。
 実際そのあたりが曖昧なまま受信料請求してるという気がしていけませんや。私も学生時代とか、永らくテレビ無しまたはアンテナ接続無し(ゲーム用モニタとしてだけ使ってた;)でいたもので、なしで暮らしてる人だって居るよなあ、と思うのだが。
 今はアンテナの有無とかで押さえてるのかもしれないけど、今後ワンセグが普及しちゃったらどうするつもりだろう。
 やっぱり、こういう曖昧な前提の上で人からちょっとずつお金貰って運営しようって方が無理なんじゃないかね。ほんとに必要な公共放送なら国や自治体からお金出して運営したっていいんじゃなかろうか。だいたいこういうやり方で督促するのが定着したら、庶民が一番考えそうな対応は「電波放送なんか要らない」だと思うけど。今時情報なんてネットから入ってくるんだし。