ネアンデルタール人:DNA、99.5%ヒトと同一(MSN毎日インタラクティブ)


 米シカゴ大や独マックスプランク進化人類学研究所などの共同チームは、クロアチアで出土した約3万8000年前のネアンデルタール人の骨の化石から微量の細胞を分離し、細胞の核からDNAを取り出した。ヒトゲノム解析と同じ手法で塩基配列を特定。ネアンデルタール人のゲノムは約30億塩基対だが、今回は100万塩基対が解読できた。
 面白い試みだけども、化石から採取した細胞核のDNAがどのぐらい読みとれたかということが気になる。何割ぐらいの精度だったのか、そも何割が読めてるとか判定できるのか。
 ヒトと同程度のDNA分子量とか遺伝子数と仮定しての話だから、もしもネアンデルタール人が倍数体だったりすると、また話が違っているような気もするんだけど。
 実際遺伝的多形から算出された遺伝的距離だけでは、種や属の違いがあるとか一概には言えないはずなんだよなあ。同一種の規準が「雑種後代にも遺伝による生育上の障害が現れず、交配能力を持つこと」だとすると、本当のところは実際に交雑してみないことにはわからないわけだし……
 ……
 怖い考えになってしまった。