「つかまってすげー見られた」紫海胆、談。

 タイトルは「もやしもん」のE.coliの台詞より。
 ま、「すげー見られた」っても生海胆じゃなくって、ゲノムなんですけど。
ウニ:遺伝子数、ヒトとほぼ同じ 欧米研究チームが解明(MSN毎日インタラクティブ)


 ウニのゲノム(全遺伝情報)の解読を、欧米の研究チームが完了した。遺伝子数はヒトとほぼ同じ2万3000個で、遺伝子の70%がヒトと共通していた。研究チームは「遺伝子レベルでは、ハエや線虫に比べヒトに近い。このデータは進化の解明につながる」と驚く。10日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。
 解読によると、ゲノムの大きさを示す塩基数は8億1400万対でヒトの4分の1だった。チンパンジーとヒトは99%の遺伝子が共通しているが、ハエとヒトは40%とされる。
 うむうむ。やるなウニゲノムプロジェクト。(そう呼んでるかどうかは知らないけどさ)
 でもたぶん、シークエンスやデータ処理のテクニックが上がってきてるせいで、こういう解析も年々早くなってるんだろうとは思うけど。

 ちなみに調べてみたら見つかったSienceの速報ページ当該論文に関するニュース。流石にまだ論文そのものはabstractも公開してないようですが、これによると、


For example, both groups share complex immune and sensory genes. Among the most surprising findings, however, is the discovery that just getting started takes a lot of genepower: During the first two days of life, the sea urchin embryo makes use of half its protein-coding genes and 80% of its transcription factors.
 これはもしかして「個体進化は系統進化を」ってやつ?(いや最近は、実際はそう単純じゃないと言われてるんだけどね)