「目を擦る女」

 こーいうことをブログに書くのはどうよ、と思わないでもないけど、ネット上から生きた情報が得られるかも知れないし、私も爛れた大人なのを自覚しているので書いちゃうぞ。
 小林泰三氏の短編(で短編集の表題作)に「目を擦る女」という小説があるのだが。
 このタイトルを耳にした時、関西文化圏の話し言葉が身に付いた方は、どうにも恥ずかしくてたまらなくなったりするのだろうか。
 関東以北でしか生活したことのない私には今ひとつぴんと来ないのだけども。
#いやなに、「おこめ券」が恥ずかしくて言えない、という話を思いだして考えたんですが。

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)

 しかして、著者の小林氏はどこまで意識されてこのタイトルをつけられたのだろうか。
 いや、タイトルだけに、読者の心に引っかかるインパクトは大事ですよ、うむ。