もひとつ「ダ・ヴィンチ・コード」のこと

【第59回カンヌ国際映画祭】『ダ・ヴィンチ・コード』に新たな火種「ゲイ論争」勃発 ?(FLiXムービーサイト)


 会見の内容は、「史実とフィクションを混同する人もいるかと思うがどう思うか?」や、「イエス・キリストに子孫がいるという説を個人的にどう思うか?」など、同作品が世界で巻き起こしている論争に集中。「これはあくまでエンターテインメントで、この映画をきっかけに、観た人が議論をしてもらえれば」と無難な答えを繰り返すハワード監督に対し、一人、毒を吐いたのがリー・ティービング役のイアン・マッケラン。「キリストが結婚していたという説を楽しく思うね。となると彼はゲイじゃなかったということだからね」と発言。ゲイであることをカミングアウトしているマッケランならではの味のあるコメントに、会見場は笑いにつつまれた。
 これはやっぱり、キリスト教圏でも「キリストは生涯童貞」→「ゲイ」という発想があるちうことだな、きっと。(まあ聖職者の間にそういう嗜好が起こるというのは洋の東西を問わずか)
 このへんの下世話さには、むしろ欧州の寛大さとか健全さを感じて好感を持つんだけどね。
 その一方で、「イアン・マッケランがゲイということは、『ロード・オブ・ザ・リング』の旅の仲間達は」と爛れたことを考えたり。(ま、その筋の既に知ってる人にとってはごくありふれた発想なんだろうけども)