黄砂だったらしい

 どうも窓の外の風景はうっすら霞んでいるな、と思っていたけど、あれは湿気ではなくて黄砂だったらしい。
黄砂:東京タワーも“砂がすみ” 千葉では18年ぶり(MSN毎日インタラクティブ)
黄砂(yahoo!ニュースリンク)
 報道ステーションによれば、今年特に黄砂が多い原因として、夏場に中国内陸部で乾燥していたとか、開発のせいで砂漠化が進んでるとかいうことが挙げられるそうだけども、それならそれでちゃんと緑化もしろよう、と思うことだ。北京の映像なんか街中煙ったように砂まみれで、道行く人がみんな紗とかマスクやサングラスとかで顔を覆ってなきゃならないような状態であった。あの対策をする経費だけでも相当なもんだろうし、今後のこと考えたらちょっとずつでも緑化して砂防につとめなならんとは思わんのだろうか。
 黄砂の一部は上空の気流に乗って米国西海岸まで達したとか。温暖化対策とか窒素酸化物の煤煙とかも併せて、ちょっと中国に何とかするように早めに動いてほしいもんです。もう実害出てるんだから。
参考:緑に生きる:北陸06/上 金沢大学大学院・染井正徳教授 地球の砂漠化危ぐ /石川(Yahoo!ニュース 毎日新聞5月3日朝刊)


 ――砂漠化とはどのような問題ですか?
 現在、全世界で1秒ごとに1万平方メートルの速度で砂漠が大きくなっていると言われています。阿拉善砂漠の場合、一番の原因はカシミアを取るためのヤギの過放牧です。ほんの50年前草原だったところが全部ヤギに食われて砂漠になってしまった。このままの速度で砂漠化が進行していったら、あと100年で北京は住めない土地になると言われている。日本なんて特に食糧自給率が低い。中国や世界の農地はどんどん砂漠化している。今食い止めないと大変なことになりますよ。他にも近ごろは黄砂もすごいでしょう。まだ研究が進んでいませんが土の中や大気中の細菌やウイルスを捕まえて、黄砂が病原菌をばら撒(ま)いている可能性だってある。だから早く食い止める必要があるんです。
(中略)
 ――根の長さを倍にする薬とは?
 砂漠といっても、実は地下50センチぐらい掘ると土に水分が含まれている。その水脈まで届くような根を持つ植物なら砂漠でも生きることができるし、実も大きくなる。これが基本的な考えです。一般植物に比べて生長スピードが速いマメ科植物の生長促進ホルモン、オーキシンに着目して研究を重ね、普通の植物にも適用できる生長促進薬を作り出すことに成功しました。これはまさに「地球の薬」だと私は言ってるんだけどね。

 薬剤処理で長期的にうまく行くかどうかはわかりませんが、とりあえずなんとかして砂防地帯を作っとかないと黄砂は止まらないということですかね。