英首相官邸の名物猫ハンフリーが死亡(CNN.co.jp)


サッチャー英首相とメージャー英首相の在任期間中、ロンドン市内の首相官邸に住み着いていた雄猫ハンフリーが先週、現在の飼い主である公務員の自宅で死亡した。享年は18歳前後とみられている。英首相府が19日明らかにした。
野良猫だったハンフリーはサッチャー政権当時の1989年、首相官邸に迷い込み、シチュエーション・コメディーの登場人物にちなんで名付けられた。97年にブレア首相が就任するとハンフリーの姿は官邸から消え、保守党議員が下院でハンフリーの安否を質問する一幕があった。一部報道は、ブレア首相のシェリー夫人が猫嫌いだったため、ハンフリーが追い出された可能性を伝えたが、夫人は報道内容を全面否定。関係者によると、ハンフリーは腎臓病のため郊外への転地療養が必要だったという。
 そうそう、ダウニング街10番の主がブレア氏になってから不遇、という噂は以前聞いたけど、(過剰なまでに愛玩動物に手厚いと評判の)英国ともなると、ちゃんと引き取り手がいらしたのね。
 まあ猫好きかどうかを置くとしても、ブレア家には子供が生まれたりしていたから、乳幼児と猫の同居は辛いかも、と思うところもあった。(もっとも実際、一般に猫の方が乳幼児との過剰な接触を避けたがるので、同居に問題があると決まったわけではないので念のため。まあどっちかっていうと親御さんのストレスと世話の手間の問題)
 ロンドンてところはこういう立派なフサ猫さんが野良で闊歩してたりするのだなあ。そういやハンフリー氏はサッチャー時代には名誉ある鼠獲り職にも就いていたのだっけ。
 残念ではあるが、享年18ならまずまず恵まれた猫生であろうと想像する。魂の安からんことを。
#ところで獣に魂があるとはキリスト教会では認めてないらしいけど。英国国教会もそうだっけ?