バッコにくれられ、ちゃ、かなわん;

名古屋・東山動物園、バクが56歳飼育員かむ(YOMIURI ONLINE)


 20日午前8時35分ごろ、名古屋市千種区の東山動物園マレーバク舎で、飼育員加藤久男さん(56)が、マレーバク(雌8歳、体長約2メートル)の下敷きになっているのを伊藤嘉男園長が見つけた。
 伊藤園長らはマレーバクを押しのけ、獣舎外に避難したが、加藤さんは右足と左手をかまれており、約1か月の重傷。
 同園によると、加藤さんは獣舎内の敷きわらを直そうと、マレーバクの赤ちゃんに近づいた時、突然母親のバクにかまれたという。赤ちゃんは今月7日に生まれたばかりで、伊藤園長は「赤ちゃんを守ろうとしてかんだのではないか」と話している。
 獏といえば、人の悪夢を喰らってくれる神獣だが。(標題の「バッコにくれろ」というのはある地方に伝わるという悪夢の厄を祓うおまじない、と昔ものの本で読んだ)しかし生身のまま囓られちゃかなわんのだった。
 元々大人しい獣とのことだから、たまたま間が悪かったんだろうけどね。せめて噛まれた飼育係の方から悪夢が去りますように。