また妙な水物が

 水商売も色々だの、という例がまた。
 毒でさえなければ誰が何を飲んでようと構わないっちゃ構わないんだけどさ。
辻内160キロへ新兵器 ランディーやQちゃんも飲んでる「純金水」(スポーツ報知)


紫色した500ミリリットルのペットボトル。これは純金が溶かされた「魔法の水」であることが分かった。
 「味は、普通の水と変わらないですよ」と辻内。これはファイテン社製の「ピュアG」というもの。1本840円(税込み)と通常のミネラルウォーターの8倍近い値段だけあって、中身は大きく違う。通電性のある金を体内に取り入れることで、人体を流れる「生体電気」の通りが活性化し、神経の働きも活発化。疲労回復を早めたり、筋肉を柔らかくする効能があると言われる。常に注目を浴びながら練習する怪物左腕には、頼もしい相棒となる。
 金がそんなに溶解性があるとは思えないんだけども、どういう処理をしてるんだろうか。ちょっと気になる――というか、正直なところ心配になる。金は相当安定な元素の筈だから、良くも悪くも生体への影響は少ないと思うんだけども、それでも重金属だしなあ。「最新技術」で溶解性を持たせたとすると、ちゃんと排出されるんかしら。
 何より「「生体電気」の通りが活性化」とか「筋肉を柔らかくする効能」って、一体どんな研究データがどこに出てるんだろう。それで通常のミネラルウォーターの8倍近い値段って。ファイテンは何ぞ裏付けを公開してるのか。スポーツ医学会はそれをどう言ってるのか。(まあ一本840円でおまじないになると思えば安いかもしれないけど)
 ちなみにQちゃんこと高橋尚子選手が合宿してるコロラド州ボルダーというのは、米国ではスピリチュアリズムと東洋思想の中心地として知られてるんだそうですな。(データソースはソトコト2月号)それでファイテンか。

 それはそうと、いくら金が溶解してるからといって、妙な略し方をしないように。
 「黄金」とかっ…………((((((逃亡)。