自民大勝に想う

 考えてみたら。
 「それが、全ての悲劇のはじまりであったのです――。」などといった感じは、これまでだってずっとしていたのだった。
 そう、想えば二十年以上前、登校支度を急ぎながらあのニュースを聞いた爽やかな五月の朝に、いつもの駅への道を自転車を漕ぎながら私は「こうやって終わっていくんだな」と思ったものであった。
 そう言う方面からの「終わり」はなかなか来る気配が無く、その後も思いの外長く「終わり」は続いていることだけど。
 まだ「見るべきほどのことは見つ」ってほど諦念の極みにはないけどさ。
(関係ないけどNHK大河の「義経」で平知盛阿部寛がやってんですね。見てないからこないだまで知らなかったわ。土曜日の再放送でほとんどはじめてくらいに見たら、丁度「決戦・ 壇ノ浦」でもう自害するところであった)