これは律儀というんではないか?

ダイアナさんとの結婚指輪、ついに外す=再婚に向け「明確な態度」−英皇太子
 再婚には賛否両論あるようで、前妻との結婚指輪を外すことに「身勝手な」と言う人もいるんだろうけど、正直言って私は「まだしてたんかい!」と思いますな。
 だって、死別だけどその前にちゃんと別れてるでしょ。前妻は既に新しい恋人がいて(一緒に事故で亡くなった方かどうかは諸説あるようだが)ついでにその男性の子供を妊娠してて、どうみても前の不実で冷たかった旦那のことなぞ忘れてやり直そうとしてたらしいのに。
 今度の再婚話に対して「ダイアナさんが可哀想」という声にも、ちょっと待てよと思いますよ。だって、もし彼女が今生きていたら、前夫が独身を通してたことを喜んだだろうか、と。自分と一緒だった頃からの不倫を実らせる、というのには腹が立つだろうけど、それぞれ新しい相手ときっぱりやり直す、という意味ではかえっていいんじゃなかろうか。
 ま、一面識もない故人の心情は想像に過ぎないけどね。
 ただ、今回のチャールズ皇太子の指輪に関しては、一般的に言ってもどうかと思う。考えてもみなさい、離婚して随分経つ前の妻との結婚指輪をはめ続ける男。相手が亡くなってしまったとはいえ、そらあ美談と言うよりも、ねちっこい執着にみえるんじゃなかろうか?
 実際は皇太子がどれほどダイアナ妃を想っていたか、ひきずってたか、あるいはどれもこれも周囲の目を慮ってのポーズだったのか、そんなの外野に分かるこっちゃありませんわい。それを問い糺したり解釈を付けたりできるのは、直接感情的な影響のある家族と婚約者だけでしょ。