ワクチン接種

若猫二頭を三種ワクチン接種に連れて行く。
とはいえ、なにしろ知らない人々と知らない環境が嫌いで嫌いでびびり猫な彼等のことだけに、連れ出すだけで一苦労なのだった。キャリーに入れただけで「うわおうわおうぎやあああ」と朔太郎の詩のような声で鳴くし。(注:ちなみに萩原です。セカチューとは何の関係もないのです)獣医はすぐ近くなのに。
まあいつも週末は混む病院なのだけど、朝一を狙って行ったので三十分くらいで順番が来た。(それでも三十分はかかる)
ワクチンのついでにお嬢の涙目を見て貰って、坊の粗相のことを相談するが、泌尿器系に問題はないようだし、尻を上げて掛けているのだったら病気ではなくてそういう癖になってしまってるのだろう、とのこと。確かに最近は以前よりちょっとましですけどね。単純に暑かったからかな。
しかし待合室で色々な患畜さんを見ていると、キャリーから出しても全然平気、ななつこい猫さんもたくさんおられるのに、うちの若いのときたら、年を取っても全然知らないものに慣れない。獣医にお預けするとケージの中で箱の隅とか新聞紙の下とかに固まったままで過ごしてたというし。
それだけ私にべったりか、ってーとそういうわけでもないんだな。一応水とご飯とトイレと隠れられる隅っこがあればなんとかやってるようだけど、私に何かあったら君らどうするだね、と思うと色々心配にもなるのだった。