フランシス・クリック博士死去

 ジェームズ・ワトソン博士とともにDNAの二重螺旋構造を発見した方です。
 つーか、正直言って「まだ生きてたのか!」というのが最初の感想。だって二重螺旋構造発見が1953年、それでノーベル賞受賞したのが62年だし。
 とはいえ、ノーベル賞を受賞するような研究の発想は三十代以前でないとなかなかできないと聞くし。生化学の黎明期を支える発見を為した人が天寿を全うすると、今頃訃報を聞く事になるわけで。享年88歳だそうだから、そんなに悪い人生ではなかったのではないか、と想像することだけれど。(不幸なまま嫌々ながらずるずると八十代後半まで生きた人という例を私は知らない。もしあれば教えて下さい)
 ちなみにワトソン博士はいまだご健在。こちらは76歳だって――ということは、クリック博士より随分若かったんだなあ、と改めて驚くこと。
 わー、「二重らせん」もとっとと読まなきゃ―。買ってあるのに。