東京ミッドタウン〜国立新美術館〜サントリー美術館

 夕方になっていたので入れないのは分かっていたが、国立新美術館には平日の夜に来ようかと考えていたので、移動のロケハンを兼ねてぶらぶら出掛ける。
 六本木から移動すると、国立新美術館までは結構距離があることが判明。乃木坂から行った方が便利な場所なのだろう。でもミッドタウンからの道筋も、お天気に恵まれれば、ゆっくり移動するには楽しそうではある。街路樹が多くて。
 夕映えの、黒川紀章氏の設計だというみょーな形の美術館外観のみを鑑賞して、引き返す。
 さて東京ミッドタウンはというと、六本木ヒルズに輪を掛けて広く高級感のある造りを心がけたと思しい。最近うろついたいくつかの巨大ショッピングモールとか、表参道ヒルズあたりに比べると、通路やロビーのスペースの取り方、吹き抜けの高さなどが格段に広々している。
 地階〜1階の食料品店街では、輸入食料品の豊富さにくらくらする。天井までのウィンドー一面にジャムやオリーブオイルやピクルスやらの瓶が積み上げられているのを見て、ちょっとやられたと思った。あんなの見たら、買わなくってもふらふら入ってみたくなっちゃうよなあ。ただ、巨大な生ハムの固まりが下がっている光景は見事なんだけども、全然買っているらしき人が見あたらない。あの冷蔵ケースの生もの類は、ちゃんと傷む前に売れていくんだろうか?;
 さて、確かここにはサントリー美術館が入ってたはず、と案内を頼りに上がってみると、もう開館時間は終わっていたが、ショップが開いていたので覗いていく。ううむ、工芸品の美術館だけに、ここのミュージアムグッズもかっこいいですよ。銀のアクセサリなんか欲しくなっちゃうね。持っててもあんまり付けないんだが。さらにここにはカフェもあるのだった。(考えてみればサントリーだしね)
 で、展示は見られないが、折角だから今やっている開館記念展I「日本を祝う」の図録を買ってしまう。見本をちょっとめくってみたら、螺鈿とか打ち掛けとかのみならず「ぎやまん」まであって、美麗だったもので。
 まあ近々見に来ることであろう。
 ちなみにサントリー美術館の今後の展示予定で、来年3月にはまたガレの展示を企画しているそうだ。楽しみなこと。