蔵書家の奇妙な愛情の果て

本500kgの下敷き、男性を災害死に認定…死者13人目(YOMIURI ONLINE)

 宮城県警は10日、岩手・宮城内陸地震が発生した先月14日に自宅アパートで本の下敷きになり死亡した仙台市青葉区二日町、会社員佐藤良行さん(37)の死因を窒息死と断定。これを受け仙台市は、佐藤さんを同地震による災害死と認定した。

 このニュース、こういう亡くなり方をした方がいて、という最初の一報を聞いたとき、まず思ったのが、「ああ、私の周りにも出そうだよな」と――あるいは、「私自身にだってありうることだよな」、ということ。500キロ分くらい持ってる方なんて、いくらでもいるよなあ、と。(参考:2006年1月29日、「大改造!!劇的ビフォーアフター『4000冊の本が占領する家』」についての項目
 しかし亡くなっちゃったら、災害死と認定されてもなあ。(いや、ご遺族には補助が出るとかせめてもありがたい面はあるんだろうけど)
 斯様な問題についての蔵書家に与えられた課題は、

  • いかにして本をコンパクトに安全に収めるか。

 または、

  • 本に潰されずに済む居場所をいかにして確保するか。

 であろうか。ヒトは無事だったが、本の重みで建物の方が壊れた、なんてえ話も結構聞く。(あるんだ。重いんだよ本てやつは!)
 まあ、地震に崩れない積み方ということなら、防災用の突っ張り棚とか補強具とかで、結構工夫のしようもあるのだが。
 問題は、それだけ本を買う/溜める人間は、
「必要な本を持ってるはずなのに出てこない場合に、諦めてもう一冊買ってしまう
 てことをやるってことだな!!
 ……そうなることが分かってるなら、ほどほどで整理すべきかのう……;