猟奇だ。

「母殺した」頭部持ち自首、会津若松の高3男子を逮捕(YOMIURI ONLINE)

 男子生徒は、切断された女性の頭部を通学用の手提げカバンに入れて持っていた。署員が生徒の自宅アパートに駆け付けたところ、頭部を切断された女性が布団の上で死んでいるのが見つかった。
 男子生徒は「15日午前1時30分ごろ、寝ていた母親を1人で殺害し、切断した」「誰でもいいから殺したかった」と供述しており、同署は殺人の疑いで生徒を緊急逮捕した。

 報道の情報は不十分な物とは思うけど、これだけ理解しにくい事件もないんじゃないだろうか。突発的な殺意、とか、なんだか対象のはっきりしない不安、不満、破壊衝動、なんてのを抱くだけなら、この年頃の少年にはごく普通にあることだろうけども、そこから殺人の実行までには結構色々障壁があるはずだと思うんだけど。心理的にも、物理的にも。
 だいたい、人間の首を切断する作業って相当大変なんじゃなかろうか。自首するような心情で、わざわざ首を切断までするというのがわからない。この少年の中では整合性を持って繋がっているのだろうか。

 とはいえ、

 同署は、遺体は母親(47)とみて確認を急ぐとともに、殺害の動機や遺体を切断した理由などを追及している。関係者によると、男子生徒は、対人関係の構築が困難な発達障害の疑いがあるため、市内の病院に通院しているという。

 というあたりに短絡的に原因を求めそうなのも、なんだか想像するだにやだなあ。