ヴォネガット逝去

おくやみ　カート・ボネガット氏＝米小説家(YOMIURI ONLINE)

カート・ボネガット氏（米小説家）ニューヨーク・タイムズ紙（電子版）によると、ニューヨーク・マンハッタンで１１日死去。８４歳。死因は不明だが、数週間前に倒れ、頭部を負傷していた。

米作家のカート・ボネガット氏が死去(asahi.com)

　第２次大戦でドイツに派兵され、捕虜としてドレスデン大空襲を体験。これが６９年の作品「スローターハウス５」につながり、時空を超えて存在する自身の分身を通じて大量殺戮（さつりく）を糾弾した同作品で米国を代表する作家の一人として不動の地位を得た。人間の親切への信を根底に、独特のユーモアで生きることの絶望や皮肉を描いた。

　そら、結構なお年なのは存じてましたが……
　ＳＦの黄金時代は遠くなるばかりか。いや、その後の時代のＳＦに元気がないだけか。
　なんだか力が抜けてしまいますよ。感傷に過ぎないのかもしれんけども。
　偉大なる魂の、今は安らかならんことを。

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)

猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353)

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)

スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)

ガラパゴスの箱舟 (ハヤカワ文庫SF)

プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF)

　……結構あるなあ。そして実は、ほとんどちゃんと読んでないなあ(爆！