御誕生
文仁親王妃紀子殿下には,本日午前8時27分,愛育病院(港区)において御出産,親王が,無事御誕生になりました。
御体重 2,558グラム
御身長 48.8センチメートル
おめでとうございます。体重2.5キロ強というと新生児としてはやや小さめですが、今の出産医療水準からするとまあ普通の範囲内でしょう。お健やかにお育ちになられますように。
帝王切開だと出産予定日時が動かなくて、報道陣には助かりますね。
しかしこの親王殿下のこの先を思うと、明るい気持ちでばかりもいられない。お姉様方らお三人の内親王殿下の自由な人生を保証するものではあるかもしれないけど。
せめてこの方が大人になるまでに、皇族ももうちょっと気楽に行動できるように、体制や世の中の空気が変わっていて欲しいと思いますよ。今後同じ世代に親王が生まれない限り、現在の皇室制度そのものを全部この方が背負わされることになっちゃうんですから。
#どうも「男の子が生まれてくれさえすれば」なんてえ一方的に期待を掛ける人々を見ていると、ル・グィンの「オメラスから歩み去る人々」なんか思いだしてしまうのだ。勿論あの方達は衣食も礼節も足りた生活を保障されているけれども、たとえばこちらで考察されてる「帝王学」の一面を見ると、やっぱり人間的な生活を保障されてるとは言い難いと思いますよ。
「オメラスから歩み去る人々」収録本はこちら↓。
- 作者: アーシュラ・K・ル・グィン,丹地陽子,小尾芙佐,浅倉久志,佐藤高子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1980/07/25
- メディア: 文庫
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