ネット上の多頭飼い崩壊救済支援

 少し前に掲示板やブログで見かけていたのだけども、多少落ち着いて来たようなのでリンクをはっておきます。
 緊急SOS-子猫成猫80匹SOS


現在までの経緯
身寄りのない飼い主が、家を買ったのを期にチンチラの雄雌を買い、ヒマラヤンを譲り受け、避妊・去勢せずに無秩序に繁殖させてしまいました。
そんな飼い主が癌で入院し、遠縁の親戚が無差別にその中の子猫を里子に出し、ミルクが必要な子猫を譲り受けた方からの相談が発端でした。
私たちは日頃、地域猫の避妊や、野良の子猫、捨て猫を保護し、里親探しをしてまいりましたが、無責任な飼い主からの相談は受け付けてはいませんでした。
しかし、今回はあまりにも酷い惨状を目の当たりにし、何よりも毎日のように生まれ、そして、“その世界の繁殖制限”なのか、生まれたばかりの仔猫が噛み殺されている。
そして、飼い主のいないこの暑い、閉め切られた、臭い不潔な家の中。
生まれたばかりの仔猫が噛み殺されている。
無間地獄のような環境から猫を救い出したい・・・!と言う思いで緊急SOSを発信した次第です。
 この手のニュースで一番心配なのは、「かわいそうな猫を助けたい」という感情ばかりが先走って際限なく広めた結果、話がチェーンメール化、スパム化してかえって救助活動の妨げになること、や、ネット上でおもしろ半分構おうとする輩や「動物愛護」全般に反感を持っていて嫌がらせに走る輩まで引き寄せてしまうこと、なんだけども、今回はその点当事者の方々が随分慎重になっているようで。(というのも、近所で犬のブリーダーの同様なケースがあって、こじれてうまく保護できなくなったという苦い経験があるそうな)
 必ず元のサイトを参照させる、場所は大まかにしか明かさない、必要な援助と連絡先を明らかにし、直接手を貸してくれる人たちには作業を分担する。寄付金や出費に関しては経費の出入りを明らかにする。あと、重労働の治療(主に緊急の去勢避妊手術)に代金後払いで応じてくれた獣医さんがいたことも大きかったか。
 まだ猫達の恒久的な行き先がきまったわけじゃないので安心はできないけど、こういう手順は今後も参考になると思うよ。だって、あってほしくはないけども、絶対他にもあるだろうし。こういう無責任で劣悪な多頭飼いがエスカレートしてる家って。
 簡単なことではないけども、他にも同じようなことが会った場合に、できるかどうか検討するまでもなく保健所行き、という選択はなんとか止めてほしいものね。でも何よりも、動物の世話に手を抜く飼い主達には言いたい。「とにかく何より先に、ちゃんと避妊去勢しろよ」と。