トヨエツと寺島しのぶで「愛ルケ」(日刊スポーツ)


 作家と人妻の愛と性を描いた映画「愛の流刑地」(鶴橋康夫監督、今年冬公開)のキャストが豊川悦司(44)寺島しのぶ(33)に決まり7月にクランクインすることを16日、配給の東宝が発表した。
(中略)
 小説では中年作家・菊治は55歳の設定だが、映画では10歳ほど引き下げた。より色気を出したいというのが理由だ。鶴橋監督が「豊川さんの指は実にエロチック」と話す通り、台本にはヒロイン冬香の体を点検するように指がはうシーンもある。ほかに、冬香が体をけいれんさせて初めてのエクスタシーを喜んだり、書籍に埋もれて交わり合うなど、濃厚シーンの連続だ。
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 最初映画化の話を聞いたときこの仕事はどうよ役所広司、と思っていたら、本当に降板してしまったらしい。(か、そこまで話は決まっていなかったのか。)
 にしても……仕事選べよ、トヨエツ。
 いや、年齢設定を変えるということだし、かなり別物になると期待していいのだろうか。
 でも四十代半ばの設定では、「大人の恋愛を愉しんでいると思いこんでいる男の愚かさと転落」の演出としては今一だなあ。トヨエツでは容姿も良すぎるし。終盤はかなりしょぼくれてみっともないところを曝すはずなんだけども。そこはまた役者と演出の力だろうか。
 ま、あんまり期待しないで、お手並み拝見というところか。