猫の死がい:空き部屋から100匹 厚木のアパート(MSN毎日インタラクティブ)


15日午後0時40分ごろ、神奈川県厚木市棚沢のアパートを管理する不動産会社から「猫約100匹の死がいが見つかった」と110番があった。県警厚木署が調べると、アパート2階の部屋の衣装ケースや段ボール内に大量の猫の死がいがあった。虐待された跡はなかった。同署は3月まで住んでいた女性が野良猫を拾って飼い、死がいを放置していたとみている。
 死体から分かる虐待の痕がなかろうとも、100匹となると閉じこめたまま餓死か病気でも治療せずに置いて、それを次々繰り返してたことであろう。ネグレクトには当たるんだから、前住人の女性なる人物はちゃんと見つけだして処罰して欲しいものですよ。
 飼育環境の問題が現在の法に触れないとしても、動物の死体を自分で埋葬/処分せずに室内に放置したとなると、ゴミ処理とかそう言う面で罪になるんじゃないでしょうかね。地方の条例にもよるかな。
 こんなふうに溜め込んで結局放り出すくらいなら、ゴミに出した方がまだましだったという気さえしますよ。(自分の目の前で死んだ猫をゴミ収集に出されたら不快にはなるけどさ)
 私も猫狂いだけども、だからこそこういう輩が「猫好き」とか呼ばれるのには腹立ってしょうがないです。こういう輩は、ほんとは猫じゃなくても何でも良いんじゃないかね。自分の身勝手に逆らえない相手なら。

#追記:より詳細な記事(nikkansports.com)


 女性は16日午後、厚木署の事情聴取に「5年前に飼っていた猫が出産して次第に増えていった。ほとんどが1〜2週間で死んでしまった。最初のころは3万円を出して火葬したが、火葬がかわいそうになって冷蔵庫などに保存するようになった」と説明したという。捜査関係者は「専門家によると近親相姦で産まれた猫はほとんど育たないらしい」。同署は動物愛護管理法違反の可能性があるともみていたが、猫に外傷がないことなどから「事件性はない」と判断した。
 女性は5年間で数回引っ越しているが、そのたびに大量の死骸を持ち運んでいたという。厚木署が確認した死骸は約100匹だが、これとは別に女性の部屋の玄関前に置かれていた高さ約1メートルの冷凍庫に約75匹の猫の死骸が入っていたのを不動産管理会社が確認。約175匹もの死骸があったことになる。
 女性はこのアパートに昨年11月に入居した。月7万円台の家賃を数カ月分滞納し、「ペット不可」の物件にもかかわらず、猫を飼っていたことなどから、3月末までの退去を求められた。しかし、そのまま住み続けたため、4月下旬には不動産会社が玄関のカギを取り換えたという。すると女性はガラス窓を破って部屋に入るようになり、約20匹の猫にエサや水などを与えていた。今月に入ってからは破れた窓をふさぐように張られたベニヤ板をはがしてエサをやるなどしたため、アパートの住民が警察に通報したという。
 やはりというか、ネグレクトで屍骸コレクターだったようですね。善意の人と思いたい気持ちもあったんだが、現実は予想以上でした。「100匹」とは不動産会社社員の目測だろうからまさかほんとに100匹ってことは、と思ってたら、100匹じゃ済まなかった。
 だからこーいうのを「愛猫家」扱いしちゃ駄目なんだってばよ。この人は結局屍骸どころか、退去時に生きた20匹もちゃんと維持できなかった。(この猫達がどうなったかが気になる。閉じこめられて衰弱死したのも相当いたと思しいが)
 ちなみに動物葬の業者に火葬依頼しても、合葬を嫌がらなければ(骨が戻ってくる形にしなければ)一頭3万円はかからないです。生まれてすぐ死んでしまった子猫をまとめてとかなら、相談すればもっと廉価でも扱ってくれただろうし。(軽いからね)